「新生児のお風呂ってどうしたらいいの?」
「新生児のお風呂は沐浴って聞いたけど、どうやって入れるの?」
「沐浴っていつ入れたらいいの?」
新生児の沐浴の入れ方が分からず、お困りのママさんパパさん。
この記事を読めば、沐浴の入れ方が「5分」でバッチリ分かります!
新生児の沐浴とは
新生児の沐浴と言うのは、ベビーバスなどに湯を張って、洗ってあげることを言います。
普通の入浴は、湯船に浸かるイメージですね。
新生児は新陳代謝が良く、皮脂の分泌も多いため、汚れがたまりやすいので、毎日洗ってあげましょう。
どれくらい新陳代謝が良いかと言うと・・・
なんと中学三年生の男子と同じくらい!
それは毎日洗わないとダメですね(笑)
沐浴は授乳後と空腹時を避ける
沐浴をする時は、授乳後と空腹時を避け、なるべく食間に入れてあげてください。
授乳直後に沐浴をすると、沐浴後にミルクを吐いてしまう場合があります。
ちなみに食間と言うのは食事と次の食事の間のことです。
12時にミルクを飲んで、次が15時の予定なら、食間は13時~14時ということですね。
また、授乳直後に沐浴をすると、沐浴中にうんちをしてしまうことがあります!
これは大惨事です。。
もし、沐浴中にうんちしてしまった場合は、慌てずに赤ちゃんを洗面器などに移して、お湯で洗い流してください。
授乳後は吐き戻しやうんちが出やすいので、授乳直後の沐浴は避けましょう。
では空腹時はどうでしょうか?
空腹時の沐浴も避けるのが無難です。
空腹時は体内の水分が減っているため、沐浴で更に水分を失うと脱水症状になったり、気分が悪くなってしまうことがあります。
そうでなくても空腹時は赤ちゃんの機嫌も悪くなりやすいので避けるべきですね。
沐浴は、授乳後だいたい1時間くらいは経ってから入れるようにしましょう。
沐浴は夜間を避ける
慣れない沐浴なので、パパに手伝ってもらいたい気持ちは分かりますが、沐浴の時間が遅くなると、赤ちゃんが眠る時間も遅くなってしまいます。
これから赤ちゃんは生活リズムを整えていかないといけないので、できるだけ日中に入れてあげるようにしてください。
日中の方が温かいことも理由の一つですね。
なるべく10時~17時頃に入れてあげてください。
最初は一人だと大変ですが、すぐに慣れちゃいますよ!
とは言え、パパも練習しておかないと、いざと言う時にできないでは困るので、週末には一緒に練習をしておくと良いですね。
沐浴の前に準備する物
- ベビーバス
- 水温計
- 洗面器
- ベビーソープ
- ガーゼ
- バスタオル
- おむつ
- 着替え
- ベビーローション
- 綿棒
沐浴後の着替えなどを準備する
沐浴後に慌てないために、あらかじめバスタオルや服を用意しておきます。
バスタオルは赤ちゃんを置いて包めるよう、広げた状態にしておきます。
服は重ねて袖を通しておくと、赤ちゃんの腕を 一度で2,3枚まとめて通せるので便利です。
ここで手間取ると泣き出してしまうことが多いので、慣れないうちは袖を重ねて 通しておくのをおすすめします。
実際に腕を通す時は、赤ちゃんの腕を引っ張らず、袖から迎えに行くようにしてください。
赤ちゃんの関節は、まだ完成していないので、無理に引っ張ると脱臼してしまいます。
靴下を履く時のイメージが近いでしょうか。
そばには着替え、おむつ、ベビーローション、綿棒など必要な物を揃えておきましょう。
それから季節が冬の場合は、湯上りが寒いので、暖房をつけてあらかじめ部屋を温めておきましょう。
普段より少し高めの温度に設定しておくと良いですね。
ベビーバスにお湯を張り温度を測る
温度は、熱すぎず、ぬる過ぎず。
とりあえず熱いのは絶対ダメですね。
大人がややぬるいくらいでOK。
と言われてもピンとこないと言う場合は、水温計を使いましょう。
100均でも売っているので、とりあえず慣れるまで使ってみると分かりやすいと思います。
ダイソーに売っている水面に浮かべるタイプの水温計は、デザインも可愛くて使いやすかったです。
うちはシロクマでした!
夏なら38度~40度。
冬なら40度~42度。
大体40度くらいでOKです。
この時、ベビーバスとは別に洗面器にもお湯を用意しておいてください。
沐浴で洗ったあと、上がり湯をするのに使います。
新生児の洗い方
さぁ、いよいよ沐浴です。
入れる時は、片方の手で赤ちゃんの首を支えます。
手をパーに広げて親指と人差し指間に後頭部が乗るような感じです。
抱っこの時は肘の内側で頭を支えますよね?
それを手のひらに変えるだけです。
抱っこする時と同じで、後頭部や首だけを一点で支えると赤ちゃんに負担がかかりますので、首から後頭部にかけて面で支えるようにしてください。
洗う前には、耳に水が入らないよう、 親指と中指を使って両耳をギョーザの形に折りたたんで押さえてください。
もう片方の手は、お尻を支えます。
耳を押さえるのが難しい場合は、あまり気にしなくても問題はありません。
それよりも首をしっかり固定してあげるようにしてください。
多少耳に水が入ったとしても、すぐに中耳炎になることはありません。
自然と体温で蒸発しますので、ガーゼなどを耳の入口に軽く当てて吸い上げてあげれば十分です。
耳の奥まで綿棒を入れるのは危険なのでやめましょう。
足から湯船に入れる
いきなりサブンと入れると赤ちゃんがびっくりしてしまいます。
声を掛けながら、ゆっくりと足先から入れてください。
この時、赤ちゃんが泣いたり慌てるようでしたら、胸から腹にかけてガーゼをかけてあげると落ち着きます。
また、赤ちゃんの足裏をベビーバスにくっつけてあげるのも落ち着きやすいですよ。
きれいなところから洗う
先に汚いところを洗ってしまうとガーゼが汚れてしまうので、きれいなところからきたないところの順で洗います。
「顔 ⇒ 頭 ⇒ 体」の順ですね。
絞ったガーゼでぬぐうだけ?
ご両親など年配の方には、このように教わったママもいるかもしれまんね。
昔からある定番の育児本にも、湿疹の時だけ石鹸で洗うように書いてありますが、最近は石鹸の泡で洗うのが普通になっています。
これは産院でも確認しました。
知り合いの年配の方に「お湯洗いで肌は大丈夫でしたか?」と聞いてみたところ
「すごく肌荒れしてて心配だったが治った。」
いかんでしょ(笑)
昔は今のようにベビー用の優しい石鹸が無く、普通の石鹸だと洗浄力が強すぎたため、基本はお湯洗いだったのではないかなと思います。
うちの子は毎日ベビーソープで洗っていますが、お肌つるつるのもちもちのぷりっぷりですよ。
ちなみに石鹸を泡立てるのは結構手間なので、最初から泡で出てくるベビーソープが使いやすく安心感もあってオススメです。
顔と頭を洗う
まずは、手やガーゼにベビーソープをつけて優しく 顔を 洗っていきます。
赤ちゃんの目や口に入らないよう注意しましょう。
洗い終えたらガーゼをお湯で絞ってしっかりぬぐうように洗います。
次は、頭を洗います。
こちらも泡立てたベビーソープを手やガーゼにつけて洗います。
生え際や後頭部も忘れず洗い終えたら流します。
体を洗う
泡立てたベビーソープを手につけて、胸からお腹にかけて洗います。
首や脇の下、くびれなどのシワになる部分は、特に汚れや臭いが溜まりやすいので、指を入れてよく洗います。
うちの子も洗いが甘かった時、首がただれたように赤く荒れてしまったことがあります。(気を付けたらすぐに治りました!)
手を洗う時、赤ちゃんが手を握っていることがありますが、優しく開いて洗ってください。
足の指も1本ずつ洗います。
背中とお尻を洗う
背中とお尻を洗う時は、片方の手を赤ちゃんの脇の下を通すように入れ、手首に赤ちゃんのアゴを乗せてあげると安定します。
手とガーゼどちらで洗うのがいい?
手で洗ってもガーゼで洗ってもいいんですが、肌荒れが気になる時は手で洗ってあげると良いようです。
私の場合は基本的に手で洗っていて、顔と頭を流す時にガーゼを使っていました。
上がり湯をする
赤ちゃんを前向きに戻したら、洗面器に用意しておいたお湯をゆっくりとかけます。
ここまで5分~7分、長くても10分以内には、沐浴を終えるようにしましょう。
上がり湯をしたら、赤ちゃんを用意しておいたバスタオルに置いて包みます。
ふく時は強くこすらず、ポンポンと優しく押すようにして水分を吸い上げます。
首や脇の下などシワになる部分もしっかりと拭いてください。
沐浴後のケア
沐浴後もやることはありますよ。
もう一息です、頑張りましょう!
スキンケアをしましょう
体をしっかりと拭いたら、ベビー用の保湿ローションを体に塗ります。
いきなり塗ると冷たいので、両手にローションを広げて温めます。
ゆっくりと全身を塗っていると、赤ちゃんの機嫌が悪くなったり、おしっこをしてしまうことがあります。
なによりもまず先に、おむつを履かせたいので、おまたから塗りましょう。
おむつを履かせたら、 次は腕を塗って袖を通してあげます。
これで体が冷えにくくなりますし、赤ちゃんも落ち着きます。
おへその消毒
忘れてはいけないのが、おへその消毒です。
へその緒が取れるまでは、しっかりと消毒していきましょう。
多少持ち上げたりしても痛くないので、下側や奥までしっかりと消毒してください。
鼻と耳も掃除します
鼻の入口に綿棒を軽く入れ、回しとるようにして絡めとりましょう。
鼻の奥まで入れるのは危ないので厳禁ですよ!
耳は耳たぶの内側の水分を拭きとる程度でOKです。
こちらも奥まで入れるのは危ないのでやめてください。
沐浴の後に
これで沐浴は完了です!
あとはベビーバスをしっかり乾かしてください。
それから、沐浴後の水分補給に関してですが、白湯や麦茶を飲ませると言う情報は古いそうです。
産院でも確認しましたが、特に必要ないそうです。
ただし、赤ちゃんが泣くようでしたら、母乳やミルクを少し飲ませてください。
沐浴のタイミングが遅い場合は、入浴後にそのまま授乳の時間と言うこともあり得ますね。
その場合は普通に飲ませてください。
以上です。
お疲れ様でした!
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